教えていた立場から教えられる立場へ

わたしは以前、美容専門学校で教員をやっておりました。やっていた期間は実質5年弱ですが、それでも多くの生徒の授業を担当してきました。担任を持ったクラスもあれば授業だけでからんだ生徒もいる。のべで数えると約800人くらいかな。中にはいまだに交流を持つ生徒もいます。

美容師をつづけているのは多くない

わたしの美容学校時代の同級生で、まだ美容師をやっている人はどのくらいいるんだろう?夜間部ってこともあって卒業してからほとんど会っていない。体感的には2割いないんじゃないのかな。

で、教え子たちでまだ美容師を続けてる子も体感的に3割くらい。本当に美容師って離職率高いですね。ここにはまぁいろいろと問題はあるのですが、それはまた別の機会に。

わたしが教員をしていたのが今から約8年前。ということは今まだ美容師を続けている子たちは30歳手前くらいの歳で、美容師としては一番面白い時期なんじゃないかな。アシスタントを終えてスタイリストデビューして顧客がつき始めた時期。中にはもう独立してガンガンやってる子もいたり環境や職場によって多少の違いはあるにせよ、美容の楽しさを一番感じられる時期だと思う。

で、今回久々に会ったこの子も、表参道の老舗「ZACC」でメキメキと頭角を表してる今一番輝いてるヘアデザイナーの宮原氏。読者モデルやプロモデル、芸能人なんかも担当して、雑誌なんかにもちょくちょく顔出ししてます。

もう一人は今年の1月からうちで働いてる八木氏。ようやくスタイリストデビューを果たし、お客様を一人で担当するようになって美容師という仕事の楽しさを改めて感じ始めています。

3人で表参道のオシャレなイタリアンへ。表参道は宮原氏のホームグラウンドですが、わたしと八木氏は完全アウェイです。青山通りを歩いているだけで緊張します。

最初はオシャレにテラス席に陣取りましたが、あまりの強風のため断念ww

ピザが美味しいと評判のお店らしいので、3人で別々の種類を注文しシェアしました。

必死に写真を撮る八木氏ww

八木氏のこだわりの角度があるようですww

 

教えていた立場から教えられる立場へ

二人の歩んできたこれまでの美容人生は違います。だからこそお互いにないものを持ってる。それらを共有しあってまたお互い成長できる、そんな関係を続けられるのがいいと思うんですよ。

わたしは教員という立場で生徒たちの前でいろんな話をしてきました。美容技術のことはもちろん、美容業界のことや美容の仕事のこと。楽しさも伝えてきたし、ツラさや大変さも伝えてきた。それはまだ生徒たちが美容業界に触れていなかったから。で、実際に美容業界に飛び込み、リアルに触れ、そして続けてきた。ある意味同じ土俵に立ったわけです。しかも楽しさやツラさを味わって8年も美容師を続けてきた。その経験はすごいものだと思うわけです。

学生時代は偉そうに「美容師はー…」なんて話をしてたけど、今となってはこちらが教えられることがいっぱいです。でもそれが当たり前だと思うし、心地よい。お互い美容師として(わたしは半美容師ですが)、持っている知識や経験をアウトプットし共有する。こんなに嬉しいことはありません。

今後も元生徒同士横のつながりでつながっていてほしいし、わたしもいろんなことを教えて欲しい。次回はもっとたくさんの人に声をかけてやりましょう。

この記事を書いた人

石川 マサキ
ヘアデザインやWEBデザイン、DTPデザインや動画編集などを行うマルチデザイナー。アップル製品と車とハワイをこよなく愛する40代プチオヤジ。
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