会社の会議がありました。そこで、前の会議で「やろう」と決まったことがいつのまにかやらなくなってしまっていたことがわかりました。
今のサロンで一番重要なことは、「お客様とのつながりをいかに強くすることができるか」だと考え、それに向けての戦略を練っています。新規顧客の獲得も当然大事なことではありますが、既存顧客の満足度を上げることで、新規顧客のリピート率の向上にもつながり、結果的に売上の向上につながると考えているからです。
今回提案した施策もそのための行動であり、会議の際に説明したことでその気持ちは伝わってくれたのだと思っていました。実際は「言葉」としては伝わっていたのかもしれません。しかしそれは「忙しい」「準備が大変」「他にやることがある」という様々な理由に負けてしまいました。
「今はやっていない」という状況に、最初は正直「怒り」が込み上げてきました。が、すぐに感情は「残念」に変わりました。それは自分に対しての「残念」です。
その「残念」の感情を分析したいと思います。
想いは届いていたのだろうか
まず思ったのはこれです。なぜこの試みをしようと思ったのか。その試みの先には何があるのか。その想いが届いていなかったのかも知れない。もしくはその想いが「面倒」というものに勝てなかったということか。この試みを続けることによって、スタッフにもたらされるであろうことが、わたしの想像とスタッフの想像の中でアジャストしなかったということが原因かと考えました。わたしが思うほど、スタッフにはそのやる意味や価値がないと思われてしまったのかも知れません。
経営側は言うだけ、やるのはスタッフ
というように思っていたのかもしれない。「あいつらは言うだけ。忙しい中で時間を使って作業をするのは私たちだから。」という言葉が聞こえてきそうだ。確かにその作業は担当するスタッフしかできないもの。そう思われても不思議ではない。わたしたちマネージャーはいつも「ラクしている」と思われている。それが「やめてしまった」理由かも知れません。
本当に今の作業量は自分の許容量を超えているのか
スタッフは「忙しい中やる時間が少ない」と言いました。こればっかりは全否定できません。スタッフは一生懸命自分の業務をこなしてくれています。
でもここでもう一度自分自身にも問いかけてみます。
「本当に今限界なのか?」
一日にできる仕事はこれだけなのか?
自分の作業スピードはこれがマックスなのか?
自分ができる仕事のクオリティはここまでなのか?
わたし自身がこれらをスタッフに見せることができていないのかもしれない。だから想いは伝わりきらないのかも知れません。
結果、想うこと
わたし自身への「信頼」が足りないのだと思いました。彼らを導くにはまだまだ足りないことが多いのだと。
「働きやすい環境を造る」という信念をいくら掲げて行動したとしても、まだまだ弱くて伝わりきらないのだ。もっと端的にいえば、「ついてきてくれていない」のである。
これも「行動する」ことでしか解決しないだろう。彼らを納得させるくらい行動しなくてはならないのだ。彼らにとって今のわたしの行動では「ついていこう」と思われないのだと思う。
これらの結論は、実際にスタッフに聞いたわけではないので、わたしの想像でしかない。しかし、これが「リアル」だと考え、より信頼されるよう「行動」している背中を見せていこうと思います。
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