電子書籍の売上の印税で1億3000万www

タイトルは別にわたしの話ではありませんwwこんな記事が出てました。

電子コミック「11円」セールで売り上げ3億円超 トップ作家に印税1億3000万円 「常識打ち破る数字」

内容によると、漫画家の佐藤秀峰さんの電子書籍の作品が2月に3億円の売上を上げ、印税が1億3000万入るとのこと。なんとも夢のような話か。

印税が50%近いのはなんで?

電子コミック販売サイト「漫画onWeb」や電子書籍取次サービス「電書バト」などを運営する漫画家の佐藤秀峰さんは、2月に伝書バトが実施した、電子コミック131冊を各11円で販売するセールの効果で、2月の売り上げ総額が3億円を超えたことを明らかにした。売り上げトップだった佐藤さん本人には、1億3000万円以上の印税が入ったという。

とのことで、電子書籍の11円セールをしたとな。1冊11円で3億売上げって単純計算で、

3億÷11=約2727万2727冊!!!

すごいな!佐藤さんもこんなこと言ってます。

佐藤さんは、1億3388万円という額について「1カ月間のロイヤリティ金額としては、控えめに言っても、これまでの電子書籍の常識を打ち破る数字」とみている。紙の書籍の印税で同額を稼ぐには、単行本を約300万部を売り上げる必要があるという。

セールで販売したのは「海猿」。新しい作品でもないし、どちらかというとけっこう古い。この作品の新品なんて、漫画喫茶の新店とかしか売れてないんじゃないだろうか。今から紙の本を1ヶ月で300万部売るなんてまずキビしい。電子書籍様々である。しかも印税が販売額の50%に近い額。計算すると1冊分の印税、約4.7円。これは11円セールだったからなのかはわからないが、印刷費とか本屋とかの中間マージンとか余計なコストがかからないし、作家サイドも販売元も安く買えるユーザー側もお互いいいところだらけ。ムカついてるのは紙の本を販売している出版社だけでしょう。

電子書籍はこうであるべき

わたしもそこまでヘビーユーザーではないですが電子書籍愛用家です。しかし前から思っていたことは「紙の本と値段がほとんど変わらない」ということ。「印刷代とか紙代とかかからないんだからもっと安くしろや」とずっと思っておりました。おそらく業界内で「電子書籍を安くすると紙の本が売れなくなる」とか「出版業界が滅びる」とかわけのわからない理屈をくっつけて出来なかったのでしょう。多少売れなくなったとしても、紙の本が好きな人は電子書籍の方が安くても紙の方を買うし、そんなんで滅んでしまう業界なら自分たちが時代に乗れなかっただけということ。「新刊をいきなり電子書籍でセール」とかはキツいのかもしれないですが、少し古めの作品とかは、安く出した方がお互いメリットがあるように思う。10年、20年前の作品が、電子書籍で再ブームなんてこともあり得る。

販売したタイトルは新作ではなかったが、「大幅な値引きを行なった上で、取り扱い全作品を一気にセールに投入する」という作戦が奏功し、大きな売り上げにつながったとみている。

参加した作家からは「紙の本ではほとんど利益を産まなかった作品が、電子書籍として売り上げを計上したことは新鮮な驚きでした。読みたい、買いたいと思っている読者に正規に届けられた、ということに電子書籍の役割、可能性を大いに感じています」と感想が寄せられたという。

佐藤さんは「この結果がすべての漫画家にとって希望となることを願っています」とコメントしている。

このコメントが全てでしょう。

ぜひこの流れがもっと他の作家さんや作品につながってほしいと思います。子供の頃読んだ作品で全巻大人買いしたいやつたくさんありますぜ。

この記事を書いた人

石川 マサキ
ヘアデザインやWEBデザイン、DTPデザインや動画編集などを行うマルチデザイナー。アップル製品と車とハワイをこよなく愛する40代プチオヤジ。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

【スポンサーリンク】