昨日に続きバスケネタです。
リオオリンピック出場をかけた世界最終予選が7月から始まります。それにともない、現在代表候補合宿がおこなわれています。
そしてこんな記事が。
NBAに最も近い男、203センチ渡辺がリオへダンクで奇跡呼ぶ
なんとも意味の分からないタイトルですが、こうやってバスケのことが記事になり注目されることはいいことだと思います。
タイトルの通り、今回の最終予選にはちょっと期待しています。その理由を以下に記します。
アメリカのレベルで活躍できる選手が出てきた
この記事の主役になっている渡邊選手、マジで田臥選手に続く日本人NBA選手第2号になるのではないかともっぱら評判の選手です。高校時代から注目されていた選手であり、全国大会でも上位の成績を残していました。高校卒業後アメリカに渡り、1年間語学を勉強し(英語で基準の成績を取らないと大学で選手登録できない)、NCAAディビジョン1に所属するジョージワシントン大学に進学。1年目からシックスマンとして活躍し、そして2年目となった今年はスターターとして活躍し、NIT(NCAAトーナメントに出場できなかった学校から招待されるトーナメント)で初優勝の原動力となりました。
これまでアメリカの大学でプレイしていた日本人はいましたが、ここまでの結果を残し話題になった選手はいませんでした。日本人初のNBA選手となった田臥選手でさえ、留学していた大学はNCAAディビジョン2のブリガムヤング大学ハワイ校で実質プレイしたのは約1年(最初の2年は語学習得とケガのためほとんどプレイせず、3年の途中で中退)というものでした。
大学といってもそこはやはりアメリカ。特にNCAAディビジョン1に所属する大学には将来のNBAスター候補がゴロゴロプレイしている世界です。レベルでいえば日本のトップリーグであるNBLより上なのではないでしょうか。そこで活躍してきた渡邊選手が、日本代表として世界最終予選という場でどんなプレイをするのか(最終的に選ばれればですが)楽しみでしょうがありません。
リオ出場は正直キビしいと思う
7月から行われる世界最終予選。日本が入ったグループは、
- セルビア(6位)
- アンゴラ(15位)
- プエルトリコ(16位)
- ラトビア(35位)
- チェコ(42位)
- 日本(48位)
となっており、世界ランクでもグループ最下位。正直キビしいと思われます。
まずは3チームずつに別れリーグ戦を行って、上位2チームがトーナメントを行い優勝チームだけがオリンピック出場となります。日本が入ったグループはラトビアとチェコのグループ。幸いにもランク上位3チームとの対戦を避けられました。しかしわたしが期待しているのはオリンピック出場ではなく(できればそれに越したことはないですが)、渡邊選手のような次世代のメンバーたちが世界を相手にどんなプレイをするのかのほうです。
次の東京オリンピックは、開催国ということで予選はないので無条件に出場できますが、今後自力で予選を勝ってオリンピックに出場できるようになるには、渡邊選手のように世界レベルで活躍できる選手がたくさん出てくることが必要だと思います。そうサッカーのように、当時世界最高峰だったセリエAに挑んだ三浦カズ選手や、そのセリエAでスクデットを穫った中田選手、そしてACミランで10番を背負う本田選手などが次々に排出される環境がバスケの世界にも求められることです。
そんなバスケ界の明るい未来を感じさせてくれるようなプレイを、この最終予選を戦う日本代表に期待したいと思います。
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