3月に退職するスタッフがいます。それに伴い、急務だった即戦力スタッフの確保。なんとか達成することができました。
そして先日、そのスタッフの初勤務。その1日を通じて感じたこと。
スタッフのレベルはジュニアスタイリスト
前職では7年というそこそこ長い期間勤務していましたが、そのお店の都合により「ジュニアスタイリスト」止まり。これは小さい規模のサロンでたまにある現象ですが、ガチンコで稼いでいるスタイリストがいて、アシスタントがスタイリストに昇格してしまうと自分の入客できるキャパシティが小さくなってしまうため、アシスタントとして「飼い殺す」ケース。給与が売上に比例する歩合制だったらなおさらあり得る状況です。それにより店舗の売上が激減、存続も厳しくなる…というような状況もあるので理解できなくはないですが、そんな状況ならそこに勤めているアシスタントの将来は暗い。新卒の入社なんかも望めないです。
そんな環境を打破したいという彼女の思いと、貪欲でやる気に満ちた即戦力が欲しい弊社の思いが合致して今回の入社に至りました。
そして初日はまずは基本のシャンプーやマッサージのチェックと簡単なカットチェック、それと将来展望の確認と話を少ししました。
シャンプー台が違う
以前の職場と弊社とではシャンプー台が違います。なのでまずは前と同じシャンプー台でのシャンプーチェック。
八木さんです。実は彼女、わたしの教員時代の教え子でもあります。
シャンプーは問題なし。7年もやってるので当たり前ですww。ちなみにうちのシャンプー台は「夢シャン」といって、体がフルフラットに寝れることと後頭部を支えるクッションがある快適なシャンプー台。洗い方は彼女が以前に使用していた「リアシャンプー」と同じ感じなので、おそらく問題なくやれるでしょう。合格。
ちなみに弊社ではサービスで肩のマッサージとハンドマッサージを行っているのですが、こちらもチェック。結果、マッサージはかなりうまい。そのへんのマッサージ屋さんよりうまいんじゃないか??もちろん合格。
簡単なカットチェックを
基本的なカット技術と切っている姿を見たいと思い簡単なカットチェックも。
まずはショートレイヤースタイル。
うん、なかなか。営業的にも問題ないレベルの仕上がりです。切っている姿も堂々としてるし、スピードもまあまあ。
このあと同じウィッグで刈り上げスタイルをカットしてもらいましたが、こちらもなかなかの出来でした。これでデビューさせないとかww
ここから変われるのか??
最後に話をしました。近い将来どうなりたいのか。仕事を通して目標とするものはなんなのか。給料は将来的にどのくらい欲しいのかという突っ込んだ部分まで。それを聞いた上で、やるべきことを伝えました。それができるのか?と。
まず絶対的に必要なのが「自己発信」。それに代表されるものがSNSとブログですが、本人はかなりのアナログ人間。SNSは友達と繋がる程度にやっているレベル。ブログもお店のブログをなんとなく書いていたレベル。
「gmail」アカウントも「なんですか、それ?」というレベル。そんな彼女に選択を迫りました。
「アメブロとかの無料ブログとお金かけて自分のサーバーとドメインでやるのとどっちにする??」
と。もちろんそれぞれのメリット・デメリットを伝えて。それに対する彼女の答えは、
「自分のドメインとサーバーでやります!」
でした。おそらくこの時点でドメインとサーバーがなんなのか、深くはわかってませんww。でも彼女はお金をかけてでも「やる」と言いました。
ドメインとサーバーなんて個人で運用する程度であれば、両方で年間¥4000くらいです。月にすると¥300強。セブンイレブンのコーヒー3杯分です。でもそのくらいの投資でも本気でやれば何十倍にもリターンが来るメディアにもなりうる。しかも自分の資産になるのです。無料のブログだとそうはいかない。ドメインパワーだって上がらないし、なにかあったら勝手に消されても文句言えないですしね。お金をかけてやるだけのメリットは十分にあります。
そんな彼女の意気込みを受けて、ドメイン契約からサーバーの契約、サーバーにワードプレスを立ち上げるところまで代行でやってあげました。他人だったらお金をもらいたいくらいww。
ブログを書ける準備は整えてあげました。あとはこれから本人がどうするか。コンテンツを上げ続けていけるのか。人の役に立つ情報を発信することができるのか。ファンを増やしていけるのか。その日はそれで終了。
そして夜…。
彼女のブログを覗いてみました。
これです。わたしが望んでいたものは。これまではこういう指導をしても、実際に、行動に起こすのは数日経ってから…という人がほとんどでした。しかし彼女はその日のうちに行動をしました。彼女は絶対に大きくなる(人間としてww)と確信しました。
やる人とやらない人。やり続けられる人と続かない人。こうして成功できる人とそうでない人が振り分けられるのだと思います。彼女はまず「やった」。そして「やる続けられる」人であって欲しい。わたしもこういう人であるなら全力でサポートしたいと思う。今後の「八木美香」に期待が膨らんでやみません。
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